障がい児の親たちが作り上げた、利用者はもちろんスタッフの居心地の良さまで追求した施設。温熱環境にもこだわり、省エネながら、大空間にも関わらず、熱のバリアフリーを実現し、どこにいても年中過ごしやすい施設です。
山の頂上に建てられた「〇〇」
見晴らしは良いですが、西陽と風対策が重要となる施設。ご要望では基準の1.5倍以上の面積を求められておられ、その要求を満たすには私たちが得意とする、つながった空間デザインが有効と考えました。
また、外と中が緩やかにつながることを重視し、風通しと日射がよく入るデザイン配置としています。
最も値打ちににできる木造で、大空間を作り出すためにCLTを活用した工法を採用し、耐震的にも断熱的にも高い室内空間が実現しました。
本格的な調理器具を備えた厨房も設け、食に対する楽しさを教える食育も実現しています。
YouTubeチャンネルで理事の方々が語ってくれていますが、より理想に近い施設建築を実現するために、何を採用し、何を諦めるのかを明確に表現した良い事例施設です。