パーミッションやコストバランスに優れた提案を実現した大規模システム建築で、間に柱のない、広さ30m×38m天井高7.6mの大空間を実現。限られた空間の最大限の活用が可能な倉庫です。
工場敷地の一角に計画されたシステム建築(YESS)を活用した倉庫です。
内部にはコンピューターで在庫管理を行うシステムラックが施され、棚が移動して無駄な通路を減らす仕組みになっています。印刷物を載せて、何段にもなった棚が移動するため、床には大きな荷重がかかります。それらを受けるために土間下には荷重を支える補強や鉄筋など、事前に土間床が歪まない工夫をしています。
倉庫を最大限に活用するため、多くの形や天井高さのパターンを検討。おそらく15パターン程度検討し、コストと使用勝手等を考慮して現状の配置、大きさとなりました。概ね広さ31.3m×38m、天井高7.6mの空間には1本も柱がなく、あるのは外壁側だけです。橋の技術で培ったシステム建築技術が用いられているため、内部に柱を1本も配置する空間を実現することが可能です。広い屋根には太陽光発電を搭載し、発電にも活用しています。
天井には断熱材を施すことで、仕事環境改善も考慮した従業員にも優しい施設となっています。